この記事では、こんな疑問にお応えします。
結論から言うと、そんなことはないです。
家族には言ってますよ。
むしろ、家族には知っててもらわないと、色々と誤解が生まれてしまいます(笑)
ただ、色々な人に職業を言うかと聞かれれば、答えはNOです。
この記事では、「どうして職業を隠す必要があるのか」、「誰に言ってのか」を解説します。
麻薬取締官という職業を秘密にする理由
警察官は、比較的オープンに自分の職業を言うと思います。
ですが、麻薬取締官は、大っぴらに自分がマトリであることを言いません。
なぜなら、
- 捜査に支障が出ることがある
- 自分の身に危険な時がある
からです。
詳しく解説します。
捜査に支障が出る時がある
麻薬取締官の仕事は、違法薬物の捜査のみです。
警察官のように、殺人や泥棒などは捜査できません。
そして、違法薬物の捜査には、尾行、張り込みなどの内偵捜査が必ず必要になってきます。
尾行や張り込みをする場合、相手に顔を知られていると、すぐに捜査がバレてしまいます。
だから、一度顔がバレてしまうと、捜査に支障が出るです。
実際に、過去に、犯罪組織側に麻薬取締官の顔写真が出回ったこともあったようです。
だから、自分が麻薬取締官をしていることを公言しないのです。
自分の身を危険にさらすかもしれない
麻薬取締官は、おとり捜査もできます。
おとり捜査の過程で潜入捜査をすることもあります。
潜入捜査では、相手に「潜入捜査官」だとバレた場合、捜査は失敗します。
それどころか、潜入捜査官の身に危険がおよびます。
だから、顔バレしていると本当に致命的なんです。
だから、自分からはマトリをやっていると言わないです。
麻薬取締官は顔出ししてSNSはやらない
麻薬取締官は、顔出ししてFacebookやTwitterをやっている人は少ないはずです(多分、ほとんどいないはず)
なぜなら、広いようで狭い世の中ですので、どこで犯罪組織にバレるかわからないからです。
麻薬取締官をしていれば、数多くの犯人を逮捕しますし、取り調べも行います。
「逮捕されて人生を台無しにされた」と逆恨みされることもゼロではありません。
当然、仕返しされるリスクもゼロではありません。
だから、顔出しでSNSはやらないんです。
実際に犯人に仕返しされたことはあるの?
実際に麻薬取締官が犯人から何か仕返しをされたという話しはありません。
ただ、警察の場合、暴力団捜査をして退職した元警察官が、暴力団関係者から撃たれたという事件がありました。
マトリも警察官も、「犯罪組織の仕返しが怖いから手を抜く」ということは、あってはならないことです。
そう思うのであれば仕事を辞めた方がいいです。
ただ、万が一に備えて、自分の身を守るための行動はしているんです。
麻薬取締官が職業を秘密にする理由(まとめ)
麻薬取締官が職業を秘密にするのは、「顔バレを防いで、捜査をスムーズに進めるため」「自分の身を守るため」です。
逮捕した犯人もいつかは普通の生活をする日が来ます。
逮捕した犯人に麻薬取締官が仕返しをされると言うのはほとんどないのですが、その危険性を排除するためにも不用意に職業を言ったり、SNSを使ったりはしていないんです。
以上が、マトリが自分の職業を言わない理由です。
ただ、家族や親しい友人には言っても大丈夫だと思いますよ。
どの人まで言うかは、自己判断ですね。