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麻薬取締官と警察は仲が悪い?【噂を解説】

麻薬取締官と警察は仲が悪いって聞くけど本当なの?

この記事では、こんな疑問にお答えします。

麻薬取締官と警察は、どちらが先に犯人を逮捕するか争っている。

だから、捜査情報の交換はしないし、仲が悪い。

ちまたには、そんな噂が広がっています。

ですが、今では、捜査対象が同じだと分かった場合は、麻薬取締官と警察が一緒に捜査することが多いです。

そのあたりの事情を詳しく解説します。

麻取と警察は仲が悪かった(過去形)

麻薬取締官と警察が仲が悪いと言ううわさは確かにあります。

火のないところに煙は立たないとはよく言ったもので、確かに昔は仲が悪かったのだと思います。

理由は、犯人の取り合い。

長い期間、昼夜問わずに内偵していた密売人を先に逮捕されてしまっては、いい気分になる訳はありません。

だから、捜査対象が同じだとわかったら、先にガサ(捜索)をして逮捕してしまおう。

こんな考えになるのも分からなくはないです。

ですが、時代は変わりました。

麻薬取締官と警察が仲が悪くて一番得をするのは誰か?

それは、犯罪組織に属する密売人などの薬物に関わる人達です。

麻薬取締官も警察も、目的は「悪い奴を逮捕すること」です。

お互いにそのことが分かってきたので、現在では、仲が悪いなんてことはありません。

捜査対象が被っていることはどうして分かるか

麻取と警察が、捜査対象者が被ってる、つまり、同じ人物を捜査しているということは、どうして分かるのか?

判明する理由はいろいろありますが、「捜査対象者の家の付近に、警察車両が停まっていた」なんて理由で分かることもあります。

捜査官同士ですから、お互いに、それらしい(警察車両っぽい)車があれば、雰囲気で分かるものです。

また、ある時は、「捜査対象者を尾行していたら、自分たち以外にも、尾行しているグループがあることに気づいた」

こんな経緯で、捜査が被っているのとが分かることもあります。

合同捜査することのメリット・デメリット

捜査が被っていることが分かれば、大体が合同で捜査することになります。

合同捜査のメリットは、「捜査情報の共有が出来ること」です。

麻取が分かっていて、警察が知らない情報もあれば、その逆もあります。

情報共有することにより、効率的に捜査することができ、劇的に捜査が進展します。

また、捜査員の人数も増えるこもメリットです。

デメリットに関しては、大きなデメリットはありませんが、しいて言えば、「指揮命令がうまくいかず現場が混乱することがある」ということです。

麻取と警察の指揮官が、現場の捜査員に対して、違うことを指示すると、現場の捜査員は、何をすればいいかわからなくなり混乱します。

ただ、これは、双方の指揮官同士が意思疎通をすれば解決します。

警視庁組対五課との関係

麻薬取締官と警察の関係で言うと、「組対五課」と麻取が、芸能人の逮捕を競っているなんて記事がよくメディアにのります。

ソタイ五課とは、警視庁本部の「組織犯罪組織部組織犯罪対策第五課」のことをいいます。

名前がめちゃ長いです。

ソタイ五課は、「薬物・銃器」の取締りを専従して行います。

薬物・銃器の取締部門は、他の県警では、本部の「薬銃(やくじゅう)」なんて言われたりしますが、警視庁の場合は、「ソタイ五課」です。

このソタイ五課と麻取が仲が悪いなんて噂されますが、そんなことはありません。

現在は、人事交流までしており、関係は良好です。

麻取と警察の関係は良好

麻薬取締官と警察の関係は良好です。

そうでないと、犯罪者の利益になるだけですからね。

また、最近では、警視庁、神奈川県警、埼玉県警、麻取、税関、海保(海上保安庁)で合同捜査本部を組むといったように、全国警察機関で合同捜査することが多いです。

相手は日本の暴力団組織や海外の犯罪組織ですので、日本もオールジャパン体制で、日本を守っているんです。

 

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