元マトリ官が解説 

マトリの仕事

麻薬取締官の採用試験(薬剤師)の変更

今年(令和2年)から、「薬剤師」の麻薬取締官の採用試験が少し変更になっています。

例年、「薬剤師資格を持っている人」や「薬剤師国家試験合格見込みの人」の採用試験は、1回の面接試験のみでした。

それが、今年(令和2年)からは、面接が実質2回に変更となりました。

麻薬取締官(薬剤師)の採用試験の変更

麻薬取締官(薬剤師)の採用試験が、具体的的にどのように変わったのか説明します。

麻薬取締官のホームページを見ると、薬剤師の採用試験は、

  • 個別面談
  • 選考採用面接

を行うと書かれています。

そして、個別面談の結果、「捜査官としての適性基準を満たす者」だけ、選考採用面接を受けられることになります。

つまり、実質、面接試験が2回に増えました。

この理由について、ホームページには、「コロナの影響で集団での業務説明会の開催が難しいため」と書かれています。

コロナがおさまった来年(令和3年)以降の試験がどうなるか分かりませんが、令和2年の試験は、実質、1次試験、2次試験(1次で合格した者のみ)の2回の面接試験があるということです。

マトリの個別面談

個別面談となっていますが、「面談」という言葉にダマされてはダメです。

面談で「捜査官としての適性を判断する」とマトリが公言しているので、これはもう1次面接試験です。

面談と言う言葉に気を抜かず、面接試験の準備をしておくべきです。

採用人数

麻薬取締官のホームページを見ると、令和2年の採用予定は、「全国で25名」です。

内訳は、

北海道 1名

東北 2名

関東 8名

東海北陸 2名

近畿 7名

中国四国 1名

四国 1名

九州 2名

沖縄 1名

です。

各地区の採用人数が書かれていますが、麻薬取締官は全国転勤があり、1つの勤務地に長く勤務しないので、あまり意味がない数字です。

麻薬取締官の採用試験(薬剤師)

令和2年から、薬剤師資格を持つ人の麻薬取締官採用試験に、「個別面談」が加わりました。

面接試験が2回行われることになるので、麻薬取締官を目指す薬剤師の皆さんは、「面談」だと気を抜かず、しっかりと準備して下さい。



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